- 2020年6月18日
- 2020年6月29日
「最後の晩餐」はなぜ剥落してしまったのか?
「最後の晩餐」はレオナルド・ダ・ヴィンチが40代に描いたもので、西洋美術史上最も人気のある作品の一つです。しかし「最後の晩餐」はダ・ヴィンチが存命中から剥落などの損傷がみられ、その都度修復が行われてき […]
「最後の晩餐」はレオナルド・ダ・ヴィンチが40代に描いたもので、西洋美術史上最も人気のある作品の一つです。しかし「最後の晩餐」はダ・ヴィンチが存命中から剥落などの損傷がみられ、その都度修復が行われてき […]
新型コロナウイルスの影響で開催延期となっていた「奇才 江戸絵画の冒険者たち」が6月2日から開催されています。 この展覧会は、近年特に評価が上がっている江戸時代の美術を、北は北海道から南は九州まで、総勢 […]
「浮世絵」はご存知のように江戸時代に庶民の間で爆発的に人気を博した娯楽芸術ですが「浮世絵」の「浮世」とはそもそも何なのでしょうか?ここでは「浮世(うきよ)」の世界をご紹介したいと思います。 「浮世」は […]
本書はなぜ売れているのか? 本書は中学・高校の美術教師でありアーティストでもある著者が、中高生に向けて美術鑑賞の仕方を教えるという内容で、出版以来多くの反響を呼んでいます。 中高生向けとはいえ、実際は […]
伊藤若冲(1716-1800年)は江戸時代中期に活躍した絵師です。極彩色で細密に描かれた「動植綵絵」や、たらしこみを使った濃淡で描かれた水墨画など多彩な面を持っており正に異色、奇想と呼ぶに相応しい絵師 […]
絢爛豪華な花鳥画やエキセントリックな造形美で知られる伊藤若冲だが、意外にも多くの水墨画を残している。しかもあまり知られていないことだが、その中にはウィットに富んだものが多い。そんな若冲の作品からいくつ […]
判じ絵は江戸時代後期に流行したなぞなぞのことで、様々な絵からそこに隠された言葉を読み解いていくものである。江戸庶民に大いに親しまれたという。判じ絵はもともと平安時代後期から行われていた「言葉あそび」に […]
浮世絵は決して一人の絵師によって制作されるものではなく、複数の職人が携わる分業体制で成り立っている。絵師のほか、彫師や摺師、そしてそれらをマネージメントする版元のいずれが欠けても成り立たない。そんな分 […]
浮世絵の始まりは17世紀後半に遡るが、初期の浮世絵では遊里や芝居町といった歓楽街の風俗を描くことが多かった。 江戸という都市はご存知の通り、江戸幕府の元で旗本や御家人、そして全国の諸大名の藩士が数多く […]
日本の四大絵巻とは「源氏物語絵巻」「伴大納言絵巻」「信貴山縁起」「鳥獣人物戯画」の4つを指し、いずれも平安時代末の作と考えられています。それでは、それぞれの絵巻の特徴を以下に記したいと思います。 「源 […]
仙崖義梵(せんがいぎぼん)という禅僧をご存知だろうか?博多の由緒ある禅寺で住職をしていた僧侶なのだが、殴り書きのような墨画を多く描き、その大半はゆるゆるで癒し系、いわゆる「ゆるキャラ」なのだ。中には「 […]
伊藤若冲は江戸時代中期に活躍した京都の絵師であり、今や展覧会が開かれると長蛇の列ができる超人気絵師でもある。その画風は超人的なまでに対象を捉えるその描写力にあるのだが、単なる写生を超えた超絶的な技法は […]
写楽は彗星のように浮世絵界に登場し、わずか10ヶ月で忽然と姿を消した謎の絵師である。しかし、長年謎とされていた人物像だが、近年の研究では斎藤十郎兵衛とされている。写楽はそれまでの浮世絵にはない斬新な雲 […]
「狩野派-画壇を制した眼と手」 出光美術館 2020年2月11日(火・祝)~3月22日(日) 室町時代から江戸時代まで、400年もの長きにわたって画壇の中心に君臨した画家集団・狩野派。彼らが手がける力 […]
密教の真理を伝えるための曼陀羅は空海によって日本に持ち込まれた 真言宗の開祖である空海(弘法大師)は804年、中国の唐に渡り、密教の奥義を会得し、日本でもその教えを広める活動をする。空海が唐から持ち帰 […]
葛飾北斎は浮世絵界のスーパースターであり、世界に名前が通っている数少ない日本のアーティストでもある。そんな北斎が70歳を過ぎて世に出し、浮世絵風景画のジャンルを確立した「冨嶽三十六景」。刊行当初は36 […]