- 2020年3月13日
- 2020年6月29日
浮世絵が出来上がるまで!その仕組みを解説。
浮世絵は決して一人の絵師によって制作されるものではなく、複数の職人が携わる分業体制で成り立っている。絵師のほか、彫師や摺師、そしてそれらをマネージメントする版元のいずれが欠けても成り立たない。そんな分 […]
浮世絵は決して一人の絵師によって制作されるものではなく、複数の職人が携わる分業体制で成り立っている。絵師のほか、彫師や摺師、そしてそれらをマネージメントする版元のいずれが欠けても成り立たない。そんな分 […]
浮世絵の始まりは17世紀後半に遡るが、初期の浮世絵では遊里や芝居町といった歓楽街の風俗を描くことが多かった。 江戸という都市はご存知の通り、江戸幕府の元で旗本や御家人、そして全国の諸大名の藩士が数多く […]
日本の四大絵巻とは「源氏物語絵巻」「伴大納言絵巻」「信貴山縁起」「鳥獣人物戯画」の4つを指し、いずれも平安時代末の作と考えられています。それでは、それぞれの絵巻の特徴を以下に記したいと思います。 「源 […]
仙崖義梵(せんがいぎぼん)という禅僧をご存知だろうか?博多の由緒ある禅寺で住職をしていた僧侶なのだが、殴り書きのような墨画を多く描き、その大半はゆるゆるで癒し系、いわゆる「ゆるキャラ」なのだ。中には「 […]
伊藤若冲は江戸時代中期に活躍した京都の絵師であり、今や展覧会が開かれると長蛇の列ができる超人気絵師でもある。その画風は超人的なまでに対象を捉えるその描写力にあるのだが、単なる写生を超えた超絶的な技法は […]
写楽は彗星のように浮世絵界に登場し、わずか10ヶ月で忽然と姿を消した謎の絵師である。しかし、長年謎とされていた人物像だが、近年の研究では斎藤十郎兵衛とされている。写楽はそれまでの浮世絵にはない斬新な雲 […]
「狩野派-画壇を制した眼と手」 出光美術館 2020年2月11日(火・祝)~3月22日(日) 室町時代から江戸時代まで、400年もの長きにわたって画壇の中心に君臨した画家集団・狩野派。彼らが手がける力 […]
密教の真理を伝えるための曼陀羅は空海によって日本に持ち込まれた 真言宗の開祖である空海(弘法大師)は804年、中国の唐に渡り、密教の奥義を会得し、日本でもその教えを広める活動をする。空海が唐から持ち帰 […]
葛飾北斎は浮世絵界のスーパースターであり、世界に名前が通っている数少ない日本のアーティストでもある。そんな北斎が70歳を過ぎて世に出し、浮世絵風景画のジャンルを確立した「冨嶽三十六景」。刊行当初は36 […]
今年1月にリニューアルオープンした話題のアーティゾン美術館に行ってきました。長らくブリヂストン美術館の名で親しまれてきた美術館が2015年より4年8ヶ月の歳月をかけて改修工事を行い、先月、名前も新たに […]
長沢芦雪という絵師をご存知だろうか。美術史家の辻惟雄が「奇想の系譜」で紹介して、近年評価が高まっている絵師だ。その大胆な構図や驚くべき表現法は「奇想天外」そのものである。そんな芦雪の生涯を追ってみる。 […]
江戸琳派の祖で「夏秋草図屏風」の代表作で知られる酒井抱一は、尾形光琳に私淑し、その光琳は俵屋宗達に私淑していた。「風神雷神図屏風」といえば琳派の創始者、俵屋宗達によるものが有名だが、続く尾形光琳はその […]
鳥獣戯画、あまりに有名なこの絵巻は、美術に関心がない人でも一度は目にしたことがあると思います。ウサギやカエルなど、のびやかな筆づかいでユーモラスに描かれた絵巻は、ひとたび展覧会が開かれると長蛇の列。た […]
歌川広重は葛飾北斎と並ぶ、浮世絵界のスーパースターであり、海外でもその人気は非常に高い。西洋の遠近法を取り入れた広重独自の構図は江戸庶民に爆発的にヒットし、それは海外でも同じであった。 後期印象派のゴ […]
西洋美術ではラファエロは夭逝の天才画家として数々の傑作を残したことで知られているが、日本の美術界でも若くして亡くなった画家がいる。菱田春草その人だ。春草の画業とは?また、後世に与えた影響とは?今回は春 […]
17世紀のオランダに生まれレンブラントはバロック期を代表する画家で、集団肖像画や光と闇の明暗表現で現在でもその人気は衰えない。しかし、そんなレンブラントには他の画家にはみられない壮絶な転落人生があった […]